治療例の紹介
ただいま開業準備中、石神井公園駅北口 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。
先日、食事中にかぶせ物(クラウン)が取れたという患者さんがいらっしゃいました。
お口の中を見てみると、クラウンだけでなく、歯根とクラウンをつなげる土台(コア)まで一緒に外れてしまっていました。
写真を見ると、歯根が真っ黒になっています。おそらく、コアと歯根の継ぎ目から虫歯になって、外れてしまったと思われます。
このような状態では、外れてしまったクラウンを再装着することはできません。細菌が歯根の中に入り込んでいますので、歯根の中の治療(根管治療)を行ってから、かぶせ直すことになりました。
まずは、よく噛めなくて見た目が悪い、この状況を改善するために、その場で仮歯を作製し装着しました。
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クラウンが外れて困っていた患者さんも、仮歯がすぐに入ったので、安心して帰っていかれました。
その後、何度か来院していただいて根管治療を行い、グラスファイバーの土台(ファイバーコア)を装着しました。ファイバーコアは最新の土台で、歯根が割れるのを軽減するということで、近年よく使用されています。
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しっかりコアが入れば、後は型を取ってクラウンを装着するだけです。
この患者さんは、「できるだけ虫歯にならないようにしたい」「見た目もきれいにしたい」という希望がありました。
クラウンは、メタルクラウンやセラミックスクラウンなど様々なものがありますが、患者さんとよく相談して、今回はハイブリッドセラミックスクラウンを装着することになりました。
しっかり噛めて、見た目もよくなり、患者さんに喜んでもらうことができました。
これからはメインテナンスをしっかりして、虫歯などで再治療にならないようにしたいですね。
カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療 投稿日:2010年2月22日