親知らずはトラブルメーカー
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
皆さん親知らずはありますか?
このところ、親知らずが痛いと言って来院される方が増えています。
暑い日が続き、体の抵抗力が落ちているのも理由かもしれませんね。
現在は顎の小さな方が多く、親知らずがきれいにはえている方は少なくて、左のレントゲン写真のように横向きに埋まっている状態がよくみられます。
このような状態では、手前の歯にぶっかってしまっており、これ以上はえてくることはありません。
埋まっているなら特に問題がないのではと思う方もいらっしゃると思いますが、逆にこのような状態である方がトラブルが多いと思います。
どんなトラブルがあるかというと・・・
・親知らず周囲の歯周ポケット内で細菌が増え、歯肉が腫れて痛む
・親知らずと手前の歯の狭い隙間にプラークが停滞し、両方の歯に虫歯ができてしまう
・親知らずに被っている歯肉を対合の歯で噛んでしまい、腫れたり痛んだりする
・親知らずが後ろから手前の歯を押して、歯並びが悪くなる
・歯並びが変化して、咬合性外傷を引き起こす
・周囲にプラークが停滞するため、歯周病の悪化を招く
などがあります。下の写真は、斜めにはえている親知らずが、手前の歯と当たっているところで虫歯になってしまっています。
こういう状態はよく見かけますね。
親知らずは必ず抜いたほうがいいという事ではありませんが、以上のような問題を引き起こすことも多いですので、状態によっては早めの抜歯をお薦めいたします。
特に、女性の方は妊娠中に腫れたりすることがありますので、一度確認しておいた方がいいでしょう。
時々、「以前かかった歯医者さんで、埋まっている親知らずの抜歯は大学病院でないとできないと言われた」という方がいらっしゃいますが、当院ではそのような抜歯にも対応しておりますのでご安心ください。
気になる親知らずなどございましたら一度ご相談ください。現在の状態や抜歯の方法など、詳しくご説明致します。