歯周病・インプラント研修会
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。
当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
日曜日は休診とさせていただき、研修会にスタッフ共々参加してきました。
講師は、私が所属していた日本大学歯周病学講座教授の伊藤公一先生と同大学病院勤務の坂井歯科衛生士のお二人。
久しぶりにボスの話が聞けるとあって、以前から楽しみにしていました。
研修会の内容は、「歯周病治療から学ぶインプラント治療成功へのパイロット」
伊藤先生は、歯周病治療の最前線の話から始まり、歯周治療の考え方やテクニック、そしてインプラント治療への応用の話。
坂井さんからは、歯周病やインプラント治療における歯科医師と歯科衛生士の役割分担についての話を聞かせていただきました。
これからの超高齢化社会にむけて、全身疾患との関連が深い歯周病を治療・予防することの大切さをあらためて痛感しました。
従来からの治療法に加え、プロバイオテクスなどによる生物学的プラークコントロールの可能性にも期待です。
“8020”という言葉を聞いたことがあると思いますが(80歳になっても20本の歯を保とうということです)、喪失歯を減らし口腔機能を保つことは、なんでも美味しく食べられるだけでなく、認知症などの発症率が減少するという文献もあります。
中高年における抜歯理由の多くが歯周病です。
歯周病のリスクを私たち歯科医師・歯科衛生士がコントロールし、歯周病の進行を防ぎ喪失歯を減らすことで、口腔だけでなく全身の健康づくりにも効果があるのです。
これからもスタッフと力を合わせて、患者さんのお口の健康を守っていきたいと思います。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2010年10月5日