虫歯のできやすい場所
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
今日は虫歯(う蝕)の話。
虫歯には、できやすい場所がいくつかあります。
歯と歯の間(隣接面)・歯の溝(裂溝部)・露出した歯根部 そして、歯と詰め物の隙間です。
虫歯の原因は、細菌(プラーク)です。つまり虫歯ができやすい場所とは、プラークが停滞しやすい場所(プラークコントロールが難しい場所)ということになります。
写真の一番右の歯には、金属の詰め物(インレー)が装着されています。
詰め物の下方の歯の色が黒ずんでいるのが認められます。隣の歯と比較してもらうと一目瞭然ですよね。
これは、詰め物と歯の間の隙間から虫歯(2次う蝕)が進行している状態です。
この患者さんは、食後に奥歯に違和感を感じるということで来院されました。穴が大きく開いているわけでなく、虫歯になっているとは思っていなかったそうで、写真をお見せしたら驚いておられました。
もう少し治療が遅かったら、歯の神経をとるのを余儀なくされたかもしれません。
このように、歯と詰め物のわずかな隙間から、虫歯が深く進行してしまうことがありますので、歯と適合のよい詰め物を作製し、このような2次う蝕をできるだけ避けたいものです。
虫歯の削り方・型取り材料・詰め物の材質・詰め物を装着するセメント などが、適合やその後の経過を左右します。
これからも、再治療を減らすために質の高い治療を目指します。
カテゴリー:治療例 ,虫歯治療 投稿日:2010年10月11日