歯周病専門医のインプラント治療
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
歯根部にパーフォレーション(穿孔)があり、それが原因で周囲の歯槽骨吸収が進行し、抜歯を余儀なくされた患者さんにインプラント治療を行いました。
抜歯して1ヶ月後、歯肉の治癒を待ってインプラント手術です。
術前にCT撮影を行い、インプラント埋入部位の骨形態を確認したところ、パーフォレーションが存在した周囲の骨は高度に吸収しており、GBR(Guided Bone Regeneration 骨造成)が必要と判断しました。
局所麻酔後に歯肉の切開剥離を行ったところ、術前の検査通り、唇側の歯槽骨の吸収が認められました。
理想的な位置にインプラント埋入を行うと、やはり骨吸収が著しいところではインプラントの一部が露出しました。
この状態では、感染の危険性や審美的な問題を起こしかねません。
そこで、人工骨と特殊な膜を併用してGBR法(骨造成)を行いました。
このGBR法は、骨の無い所にただ骨と膜をのせるだけではなく、血液中に含まれる成長因子や創傷治癒を考えた、縫合や歯肉・骨・膜の取り扱いが重要になります。
とても繊細な処置ですので、大学病院勤務時代に歯周病治療で多くの歯周外科を行ってきた経験が活きてきます。
あとは、切開した歯肉を縫合して終了です。
通常のインプラント埋入では、腫れることはほとんどありませんが、GBR法を併用すると腫れが多少出てしまいます。
でも、2~3日で腫れも落ち着き、1週間後にはこんな感じで創面も治癒します。
カテゴリー:治療例 ,インプラント治療 投稿日:2010年10月17日