前歯って大事です！　～ダイレクトボンディング編～

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

前歯の重要な役割として、アンテリアガイダンスというものがあります。

下顎運動（下の顎の動き）は、左右の顎関節と、上顎前歯の舌面（裏側）と下顎前歯の切端（先端）の接触滑走であるアンテリアガイダンスにより決定されています。

このガイドが不良であると、顎関節症や咬合性外傷などを引き起こすことがありますので、とても大事な要素です。

もうひとつ前歯の重要な役割をあげるとすれば、やはり見た目ですね！

話したり笑ったりすれば前歯は必ず見えます。

芸能人やモデルが歯をきれいにするように、前歯の色や形はその人の印象を左右する要素のひとつです。

写真は、先日検診希望でいらした患者さん。

数年前に矯正をしたそうで歯並びはきれいでしたが、上の前歯の色や形態が周囲と調和していませんでした。

写真左の前歯を以前ぶつけて折ったそうで、切端から歯冠中央にかけてコンポジットレジンで修復されていましたが、

形態や色調がご自身の歯と合っておりません。また、写真右の前歯には白斑が認められました。

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患者さんに前歯の状態をお話ししたところ、やはり以前から気になっていたそうで、できればきれいに治したいとのことでした。

未来ある若い学生さんが、こんな前歯じゃかわいそうです。

天然歯を極力削らないために、クラウンやラミネートべニアではなく、何色ものコンポジットレジンを使用してダイレクトボンディングによる治療をすることになりました。

古いコンポジットレジンを除去すると下の写真のような状態です。

ここから口腔内で直接コンポジットレジンを充填していきます。

治療前に歯型を取り、良好なアンテリアガイダンスを再現するために予め作製したシリコンガイドを使用しながら、オペーク・エナメル・トランスルーセント色のコンポジットレジンを積層して、歯冠形態や色調を周囲の歯と調和するようにしました。

治療後です。

術後　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　術前

患者さんも大変喜んでくれました。

きれいな前歯は気持ちがいいです。

これからは、おもいっきり歯を見せて笑ってくださいね！