こんな歯は要注意!~ハイブリッドレジン・ダイレクトボンディング編~
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
クリスマスも終わり、今年ももうすぐ終わりですね。
お正月に歯が痛くなったりしないよう、気になるところがある方は早めに応急処置だけでも受けておきましょう。
このような歯があったら要注意です!
左から3番目の金属の詰め物の下が黒ずんでいます。
二次カリエス(二次う蝕)といって、金属と歯の隙間から細菌が入り込み、歯の内部である象牙質に虫歯ができている状態です。
歯の表層は通常エナメル質で覆われていますが、このように詰め物や被せ物が装着されている場合は、エナメル質を越えて象牙質まで削っていますので、虫歯に対する抵抗性は低く進行が早いのです。
痛みが出てからの治療では、歯の神経を取らなければならないこともあります。
今回は比較的早期に発見できましたので、歯の神経を取ることなく治療ができました。
虫歯を除去後、左から3番目はハイブリットレジンインレー、4番目はダイレクトボンディングによる修復を行いました。
治療前の黒ずんでいた部分も無くなっているのがわかると思います。
先程も述べましたが、象牙質は虫歯になりやすく進行しやすいところです。
エナメル質は、歯にとって虫歯菌の酸から自らを守る鎧のようなもの。
再石灰化という、自らを修復する力も有しています。
つまり、エナメル質を極力温存することは歯にとってとても重要なことなのです。
早期発見・早期治療で、エナメル質を大事にしましょうね。
カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療 投稿日:2010年12月25日