前歯のオールセラミックスクラウン ~Natural Toothを目指して~
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
2011年、審美歯科にも益々力を入れていきます。
今日は趣を変えて、質問形式にしてみたいと思います。
昨年末にオールセラミックスクラウンをセットした患者さん。
どこの歯が被せた歯でしょう?
正解はこちら。術前の状態です。
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矢印で指している歯が以前欠けてしまい治したそうですが、歯の形態や詰めてあるものの色が気になるということで来院されました。
HPをご覧になっていらした患者さんで、ご本人も色々と勉強されており、はじめからオールセラミックスクラウンでの治療を希望していました。
歯質がしっかり残っていれば、歯を削らずにダイレクトボンディングで治すことも提案しようと思いましたが、この歯は神経を取っている歯(失活歯)で、歯冠形態の半分ぐらいが破折していることからも、クラウンによる補綴が妥当と考えました。
クラウンを装着する歯の両隣在歯の隣接面は、虫歯の治療でコンポジットレジンが充填されていましたが、明度が低く黒ずんで見えるため、そちらはコンポジットレジンを充填し治すことになりました。
下の写真は、型取りの際に歯の色や形態を撮っているところです。
このステップはとても大事。
型取りしたものと一緒に写真データを歯科技工士に送ります。
下の写真のように、出来上がったジルコニアフレームのオールセラミックスクラウンは、その他の前歯切端(先端)に見られるマメロンやオパール効果なども表現されています。
これはもう歯科技工士の腕です。
こうやって見ると、歯ってそれぞれ表情があって美しいですよね。
術後 術前
術後
オールセラミックスクラウンの装着と、両隣在歯にコンポジットレジンを充填し治すことにより、とても自然な口元になりました。
患者さんの感激した顔が印象的でした。
1ヶ月後の経過観察でお会いしましょう!