8020運動の現状 より多くの歯を残すために・・・
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
1989年より厚生労働省と日本歯科医師会が推進している、「80歳になっても自分の歯を20歯以上保とう」という8020運動があります。
残存歯数が20本あれば、食生活に満足することができるということからきています。
もちろん8028が理想ですが・・・
昨年末に厚生労働省から発表された平成21年国民健康・栄養調査の結果によると、75歳から84歳で自分の歯が20歯以上ある人は、26.8%の4人に1人となり、平成16年の前回調査より3.8%増加したそうです。
また、40歳以上の方を対象に何でも噛んで食べることができる人は、70歳以上で59.2%(4.8%増)となったそうですが、とくに75歳以上で自分の歯が20本以ある人は83.3%とする一方で、19本以下の人は46.6%と大きく差がでる結果になったそうです。
前回の調査より改善したのは良いことですが、まだまだ多数歯欠損を有する人が多く、食生活に悩みを抱えている方が多いのが現状のようですね。
60歳代で半分の歯(14本)を失い、80歳代では約半数の人がすべての歯を喪失しているという現状を打開するには、
やはり、
1. 定期的なメインテナンス
2. セルフケア(自身での口腔管理)の向上
日本人は1日2回以上ブラッシングする人の割合が約80%と高い水準を示しているのにも拘わらず、虫歯・歯周病罹患率が高い。つまり、ブラッシングはしているが、できていない。歯科医院でしっかり指導を受けて習得する。
3. 予防における患者さんへの啓蒙活動
が重要だと思います!
下の図のようにならないよう、たけのうち歯科クリニックではこれからもメインテナンスに力を入れていきたいと思います!!
カテゴリー:歯科医療 投稿日:2011年1月30日