若年者の歯肉炎

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

時々、若年者の口腔内でこのような状態を目にすることがあります。

歯にはプラーク(歯垢)が多量に付着し、辺縁歯肉(歯の根元に近い歯肉)は真っ赤に腫れており、少し触れると出血が著しい・・・

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歯周病のステージでいえば歯肉炎という状態ですが、将来歯周炎に移行する可能性のある、典型的な歯周病予備軍です。

このような状態であれば、ブラッシング時に出血するので気付いてもおかしくないと思いますが、問題なのは本人が自覚していないということ。

ブラッシングをしなくて気付かないのかもしれませんが、歯肉の色を見ても「これは変だな」と思ってもらいたいです。

若年者のこのような口腔内を見ると、早い時期からの指導の重要性を感じます。

歯肉の炎症部では様々な物質が産生されます。

平均5~6mm の歯周ポケットがある人には、手のひらくらいの潰瘍があるのと同じだといわれています。

つまり、それだけの部分が細菌にさらされ、体に何らかの影響を引き起こすのです。

若年者で中等度の歯周ポケットはほとんど存在しませんが、歯肉炎でも体への影響は心配です。

健康な歯や歯周組織・口腔疾患のメカニズム・口腔健康を保つために必要なこと・糖尿病などの全身疾患との関連性・口腔健康がもたらすQOL(Quality of Life)の向上 などをわかりやすく伝えないといけませんね。

学校によっては、このような取り組みに積極的なところもあるようですが、まだまだ差があるようです。

未来のある子供は、プラークや放射能から絶対に守らなくてはいけませんね!

当院でも近近に位相差顕微鏡を導入し、患者さんにプラークの実態を理解してもらい、意識の向上に努めていきたいと考えております。

導入したら報告したいと思います。

 

 

 

 

カテゴリー:歯科医療  投稿日:2011年4月5日

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