歯周病への再生療法
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
福岡で開催される歯周病学会まで2週間を切りました。
去年は開業などで参加できなかったので、久しぶりとあって楽しみです。
どんな最新情報が得られるのか・・・
他の専門医の先生がどんな治療を行っているのか・・・
とても刺激になります。
九州の先輩にも会えそうなので、それも楽しみの一つです。
先日、歯周組織の再生療法を行いました。
この方は、他院にてブリッジの支台歯の歯周病が進行しているのを指摘され、当院で再生療法をすることはできないかという事で来院されました。
根の病気も併発していたので、まずはブリッジの除去を行い根の治療を行いました。
ブリッジを除去したところは、仮歯のブリッジで咬合回復。
根の治療と並行しながら、歯の周囲のプラークや歯石の除去も行いました。
それらの治療で歯肉の炎症も大分軽減しましたが、根の先端近くまで吸収してしまった歯槽骨(歯を支える骨)は回復しません。
そこで、当初から患者さんの希望であった、歯周組織再生療法を行いました。
歯肉を切開剥離し、不良な組織を掻爬します。
↓
↓で指した部位が、歯槽骨が深く破壊されてしまっているところです。
そこに、下の写真のように、組織の再生を促す成長因子と骨を混ぜたものを移植します。
歯槽骨の欠損部が満たされているのがわかると思います。
その後は、縫合し閉鎖です。
術後10日程経った本日、抜糸を行いました。
腫れも痛みもなく、良好に経過しております。
カテゴリー:歯周病治療 ,治療例 投稿日:2011年5月14日