破折歯への矯正
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
写真は交通外傷で歯を殴打して来院された方です。
① ② ③ ④
↓ ↓ ↓ ↓
受傷直後は、近くの総合病院にて破折した歯の暫間修復と神経の除去を行い、その後の処置を希望され当院に来院されました。
初診時は受傷後間もないため、口唇は腫れ、歯の接触痛も強く、歯の暫間固定と噛み合わせの調整をして歯への負担を軽減することしかできませんでした。
写真は、腫れや痛みが軽減してから撮影した前歯部です。
②の歯は随分前に神経を取った歯で変色しています。①は歯冠の半分が破折し暫間修復、③は歯冠のほとんどが破折したため仮歯が装着されていました。
痛みの軽減を待って、歯の神経の治療の続きです。神経をとった根菅内にお薬を詰める必要があります。
最終的なゴールは、患者さんとよく話し合って決める訳ですが、
大きく破折したり、残存歯質が少ない①②③はクラウンで補綴、④はラミネートべニアで治療することになりました。
しかし、③は破折部が一部歯肉の中に及んでおり、このままではクラウンを装着することができないため、
エクストルージョン(歯の挺出:歯を矯正力により引っ張り出すこと)を行いました。
下の写真のように、表側からはわかりませんが・・・
裏側から見ると・・・
仮歯に歯を引っ張り出す矯正装置が付与されています。
歯にフックを装着し、そこにゴムを引っ掛けて挺出させるわけですが、1ヵ月もすれば充分出てきます。
しっかり歯が出てきたところで土台を装着し、クラウンやべニアを作製するための調整です。
下の写真は、歯や歯肉の調整が終わった状態の写真です。
あとは型取りを行っていきますが、続きはまた今度・・・
治療が終了したらまた紹介したいと思います。
カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療 ,矯正治療 投稿日:2011年5月20日