歯周病への再生療法 GTR法を行って
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの 竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
1月18日と3月3日のブログの続きです。
GTR法を行ってから7ヵ月経過し、先日再評価を行いました。
下の写真は、術前の口腔内写真とレントゲン写真です。
歯周ポケットを測定するプローブを挿入してレントゲン写真を撮ってみると、奥歯(第一大臼歯)に根分岐部病変を認めます。
OPE前にブラッシング指導・クリーニング・咬合調整などの基本治療を行い、GTR法を行いました。
詳しくは以前のブログを参照してください。
GTR膜は非吸収性のゴアテックスメンブレン。
歯にネクタイを締めように、GTR膜を縫合糸にて歯に設置します。
術後の経過は良好で、GTR膜の除去は術後6週程で行い、歯周組織の再生を待ち術後7ヵ月で再評価を行いました。
下の写真は術後です。
近心根の頬側歯肉が若干退縮しておりますが、レントゲン写真において根分岐部の不透過像が亢進し、プローブも深くまで入らなくなっています。
根分岐部の組織再生が起こり、歯周ポケットが減少しました。
このように歯周病の状態を改善することで、メインテナンスもしやすくなり、歯の健康を長期に亘って維持できるようになります。
患者さんはとても治療に協力的な方でした。
歯周病治療の成功は、患者さんの「しっかり治したい」という気持ちがとても重要になります。
二人三脚で治療にあたり、いい結果が得られた時の喜びは一入です。
カテゴリー:歯周病治療 ,治療例 投稿日:2011年9月10日