歯周病と体の関係 練馬区内の歯周病専門医として
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの 竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
今回のたけのうち歯科クリニック News Letter vol.9 では、歯周病と体との関係について取り上げました。
学会でも、歯周病と全身疾患との関連について取り上げられる機会が非常に多いです。
News Letterを読んで、患者さんにも、歯周病は単なるお口の病気ではなく、他の体の病気と密接な関係にあるということを知ってもらい、健康を維持する一助になればと思います。
国も、増え続ける医療費の対応で困っているのであれば、歯周病治療の重要性をもっと伝え、予防医学に力を入れる必要があるのではないでしょうか。
写真の患者さんは、「歯肉が痛い」 「歯肉から血が出る」 といって来院された20代の患者さんです。
歯肉は全体的に赤く腫れあがり、写真右下の歯肉からは出血が認められます。プラークや歯石の付着も著明です。
前歯のレントゲン写真において、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収は認められません。
歯周病の段階でいうと、歯肉炎という状態でした。今のうちにこの状態を改善しなくては、将来大変なことに・・・。
歯肉が痛くてブラッシングができないということでしたので、
初めにプロフェッショナルケアを行い、軟毛タフトブラシによる歯肉縁上のプラークコントロールと洗口剤の使用を薦めました。
その後、歯肉の炎症の改善ともに歯石の除去等を進めていき、このような状態にまで改善しました。
歯肉の発赤や腫れも消失し、きれいなピンク色の歯肉です。
このような状態であれば、全身疾患のリスクを高める心配はありませんね。
早期発見・早期治療、体やお口の健康における教育が大事だと思います。
カテゴリー:歯周病治療 ,治療例 ,歯科医療 ,院内の出来事 投稿日:2011年12月4日