安全で確実なインプラント治療を心がけております。
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
先日行ったインプラント1次OPE。
OPE後の経過は良好で、一昨日抜糸を行いました。
患者さんは大学の後輩のDrが担当していた方で、その先生が異動のため治療の継続が困難になり、当院に紹介でいらした方です。
初診時のエックス線写真。
下の写真はOPE術前です。右下の臼歯(奥歯)が3本欠損しています。 (第2小臼歯・第1大臼歯・第2大臼歯の欠損)
術前検査のCT撮影により、1番手前になる第2小臼歯相当部は、歯槽頂(顎骨の先端部)に下歯槽神経の開口部が近接しており、インプラントを埋入するには下歯槽神経麻痺のリスクが高いと判断。
今回は第1大臼歯・第2大臼歯相当部にインプラントを埋入し、近心カンチレバー(延長ブリッジ)の上部構造物で、3本の臼歯の咬合支持を得ることにしました。
歯肉弁を剥離した状態です。
基底部から歯槽頂にかけて徐々に骨が薄く(細く)なっております。
大臼歯相当部に2本のインプラントを若干深めに埋入すると、第1大臼歯相当部のインプラント(フィクスチャー)の一部が、歯槽骨から露出しているのが確認できます。
そこで、インプラント周囲の骨を造成し、長期的に安定した状態を獲得するために、GBR法も併用しました。
そして最後は、減張切開を加えて歯肉弁をテンションフリーな状態にし、インプラント埋入+骨造成部分の閉鎖を行いました。
術後のエックス線写真ですが、下歯槽神経への影響もなく、予定していた部位に埋入することが確認できました。
(上顎前歯部はすでにインプラント治療を行って、上部構造物まで装着されております。)
GBRも併用しておりますので、しばらくは骨再生を待つ期間が必要となりますが、
この状態であれば、良好な形態の上部構造物が作製できそうです。
カテゴリー:インプラント治療 ,治療例 投稿日:2012年5月24日