アタッチメントデンチャー(入れ歯)

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

義歯(入れ歯)には様々な形態のものがあります。

この患者さんは奥歯2本が欠損しており、右下の参考写真のような、

欠損部前方の2本の小臼歯に内冠といわれる被せ物を装着し、入れ歯には外冠といわれるクラウンを取り付けた、コーヌスデンチャー(義歯)が装着されておりました。

この義歯は、茶筒の蓋のように、内冠と外冠の摩擦によって維持をはかります。

義歯を外していれば下の写真のように内冠の金属が見えますが、義歯を装着すれば外冠であるクラウンで隠してしまうため、金属の見えない審美的な義歯になります。

しかしながら、長期的に使用すると、内冠と外冠の摩擦力が徐々に低下して維持力が無くなり、浮き上がったり外れたりしやすくなることがあります。

この患者さんも食事をしているとすぐに外れてしまうということで、新たに義歯を作り直すことになりました。 

OS3.jpg telescope-denture.jpg

新義歯の形態をどのようにするか患者さんと話し合い、できれば義歯を外していても歯があるようにしたいという希望もあったので、

今回は金冠(内冠)になっている小臼歯にクラウンを装着し、義歯の維持装置がクラウンにカチッと嵌り外れないアタッチメントデンチャーを用いることになりました。

まずは金冠を除去し、噛み合わせを確保するため右下の写真のように仮歯を装着します。

OS5.jpg OS6.jpg

そして、歯肉や噛み合わせの調整を行った後にクラウンの型取りを行います。

次に作製されたクラウンの適合や噛み合わせを確認し、奥の義歯の製作に移ります。

すべての工程を終え、完成したアタッチメントデンチャーがこちらです。

連結されたメタルセラミックスクラウンを装着したところです。内側には、義歯の維持装置が嵌る機構が付与されています。

IMG_9943.JPG IMG_9944.jpg

そして義歯を装着すると、このようになります。

IMG_9942.JPG

アタッチメントデンチャーは、下の写真の義歯のように維持装置であるバネが見えないので、

見た目も良く快適な義歯です。

img_denture03.jpg

装着感もよく、患者さんも良く噛めるとおっしゃっていました。

今後は、噛み合わせや適合に注意しながらメインテナンスしていきましょう。

義歯もメインテナンスが大事です。

 

カテゴリー:治療例 ,義歯(入れ歯)  投稿日:2012年7月15日

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