懐かしい患者さんの来院 (以前に前歯の審美治療)
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
先日、開業する前に勤務していたクリニックで診ていた患者さんが来院されました。
気になるところがあるから一度相談したいということで、当院をインターネットで探し出し、わざわざ遠方から来ていただきました。
患者さんは、当時そのクリニック近くの会社にお勤めされていた女性で、結婚式を控え、前歯や前歯部歯肉を綺麗したいということで来院されました。
初診時(2009年5月)、左右の上顎前歯(中切歯)にはメタルセラミックスクラウンが装着されていました。
しかしながら、残念なことに歯(支台)とクラウンとの適合が不良であり、歯肉が赤く腫れ出血が認められました。また、歯と歯の間も離開している状態でした。
適合の良いクラウンを作り直さなければ歯肉の炎症は改善しないことを患者さんに伝え、治療を開始しました。
まず、2本のメタルセラミックスクラウンを除去し、適合良好な仮歯を作製・装着しました。
そして、歯肉の治癒を待ちながら、根管治療を進めていきました。
仮歯の装着から1週間程で、歯肉はここまで改善します。
歯や歯周組織に調和したものを入れれば、歯肉はきれいになる。当然の結果です。
根菅治療後、ファイバーポスト(グラスファイバーの土台)を装着し、クラウン作製に取り掛かる前に、ホワイトニングを行いました。
ホワイトニング後の口腔内写真です。
その後、支台歯の形態を整え、型取りを行い、連結したメタルセラミックスクラウンを作製しました。
技工料はかかりますが、素晴らしい腕をもった技工士さんに作製してもらい、色は勿論のこと、連結されているとは思えない形態と理想的なS-shape プロファイルを表現してもらいました。
下の写真は、メタルセラミックスクラウン装着直後です。装着時、歯の周囲に歯肉圧排糸を入れていたので少し歯肉が赤くなっていますが、一時的なものです。
そして、その後は経過観察をする予定でしたが、患者さんが結婚式や仕事関係で多忙になり、勤務していたクリニックでの治療は終了という形になりました。
その患者さんが3年半振りに、今度はたけのうち歯科クリニックに来院されたので、予約希望の電話があった時は正直とても驚きました。
治療の相談は違う部位でしたが、前歯の経過も気になっていたので写真を撮らせていただき、治療前の状態と比較しましたが、
とてもきれいな前歯と歯肉が維持されており、患者さんも非常に満足されていたので、とても嬉しかったです。
下の写真は、装着から3年半後の現在の状態です。
わざわざ当院を探し、小さなお子さんを旦那さんに預けて遠方から来ていただき、本当に歯医者冥利に尽きます。
その気持ちに応えるためにも、患者さんの悩みを解決すべく精一杯頑張ります。