日本インプラント臨床研究会 研修会に参加
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
本日の診療後、私が所属している日本インプラント臨床研究会の定例研修会に、代診Drの山中先生と参加してきました。
14時から東京ステーションカンファレンスで特別講演があったので、私は診療後すぐに電車に飛び乗り、東京駅の中を走って、5分程の遅刻で会場入りしました。
講演は、鈴木真名先生による「天然歯やインプラントのソフトティッシュマネージメント」です。
ソフトティッシュマネージメントとは、有茎弁移植・結合組織移植・遊離歯肉移植などを行い、
歯肉退縮(歯肉が下がっている状態)の治療や進行防止、適切な補綴装置装着のための欠損部歯槽堤(歯がない部分の歯肉)の形態修正や増大、付着歯肉の獲得、インプラント周囲歯肉の形態改善をすることを言います。
もう少し分かりやすく言うと、歯肉の移植を行い、天然歯・インプラント・被せもの周囲の歯肉の形態を改善し、見た目・清掃性・機能性・組織抵抗性などを良好にするということです。
私も歯周組織を取り扱う歯周病専門医ということで、このようなソフトティッシュマネージメントを行いますから、歯肉の厚みが薄い日本人の歯肉の移植は、とても高度なテクニックが必要になることを理解しています。
先生のマイクロスコープを使用したOPEの症例はどれも素晴らしいものばかりで、難症例におけるアプローチはとても参考になりました。
また、あらためて歯肉の取り扱いや切開線の入れ方、縫合の重要性を確認することができました。
当院にも、歯肉の形態改善を希望し来院される患者さんがいらっしゃいますので、
歯周病専門医として、クオリティーの高いソフトティッシュマネージメントに今後とも取り組んでいきたいと思います。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2013年5月26日