秋季日本歯周病学会学術大会へ
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
22日の日曜日は休診とさせていただき、群馬県前橋市で開催された第56回 秋季日本歯周病学会学術大会に参加してきました。
群馬県の前橋には初めて赴きました。
9時からシンポジウム開始とあって、6時過ぎに自宅を出て、大宮からは上越新幹線MAXときに乗り、高崎で両毛線に乗り継ぎ前橋へ。
子供が喜ぶので、しっかり新幹線を写真に収めてきました。
後で聞いた話によると、お父さんが新幹線の写真を撮ってきてくれると楽しみにしていたようで、撮ってきて良かったです。
今回の学術大会のテーマは、「先進医療と口腔ケア」でした。
私自身とても興味がある歯周組織再生の分野の発表も多く、午前中のシンポジウムの 「サイトカイン治療 VS 細胞治療」では、最先端の研究成果についての話を聞くことができ、現在できる再生治療と今後の発展について理解を深めることができました。
歯周組織再生に用いられるサイトカインや細胞の中で、血小板由来成長因子(PDGF)は現在製品化されておりますが、線維芽細胞増殖因子(FGF-2)・自己培養歯根膜細胞シート・培養骨膜シートといったものは、研究や臨床試験段階であります。
費用の面や製作上の課題はまだあるとのことですが、歯周病で破壊された組織の中で再生が難しいとされる水平的な骨の吸収や進行したclass3の根分岐部病変に対するより確実な治療が出てくれば、さらに多くの患者さんの歯を救うことができると思います。
臨床医として、今後の歯周組織再生分野の発展に期待します。
今回の学会で学んだことを今後の臨床に活かし、専門医としての歯周病治療に取り組んでいきたいと思います。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2013年9月23日