連休は歯科セミナーへ
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
日曜・月曜と久しぶりの連休でしたが、家族サービスはお預けで、
日曜は、東京医科歯科大学MDタワー大講堂で開催された、東京医科歯科大学インプラント外来主催の第一回サイナスシンポジウム
本日は、品川コクヨホールで開催された、THE W DENTAL NETWORK 主催の第一回セミナー 「TEAM NORTHWESTによるインターディシプナリー」に参加してきました。
サイナスとは上顎洞(鼻の両側にある骨空洞)のことで、上顎の奥歯のインプラント治療を行う際に関係する部位になります。
骨頂から上顎洞までの距離(骨の高さ)が短く、通常であればインプラントが埋入できない場合に、上顎洞底を拳上するサイナスリフトという処置を行うことでインプラントの埋入を可能にすることがあります。
今回のシンポジウムでは、耳鼻咽喉科の先生も交え、より安全で確実なサイナスリフトの術式や術前術後の対応などについての講演やディスカッションが行われました。
とても活発なディスカッションが行われ、色々な先生の考えや取り組みを聞き大変参考になりましたが、なかでも、直接話しを聞くことが少ない耳鼻科医からの提言はとても勉強になりました。
そして、本日のセミナーは、シアトル”TEAM NORTHWEST” のメンバーである米国歯周病専門医 J.JANAKIEVSKI と米国矯正専門医 V.KOKICH JR によるインターディシプナリー治療(包括的治療)についての講演。
難症例に対して、専門医によるチーム医療を実践されており、理論に基づく綿密な治療計画とその治療の質に深く感銘を受けました。
日本では、まだまだ専門医という言葉は浸透していませんし、医療制度の違いもあると思いますが、今回のチームのようにそれぞれのスペシャリストが一人の患者さんの治療のために協力しあうことは、患者さんにとってとても有益なことです。
このセミナーを企画したTHE W DENTAL NETWORK主宰の米国補綴専門医 石部先生は妻の部活の先輩でありますが、ワシントン大学に留学した際に感じた日本の歯科治療の足りない部分である治療理論を、日本の歯科医師の高い技術力にもっと取り入れて欲しいということで、このような会を企画したとおっしゃっていました。
今回このようなセミナーに参加させていただいて、正しい理論に基づいた精度の高い治療を提供するために、これからも邁進していきたいと強く思いました。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2013年11月4日