マイクロスコープを導入しました
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
この度、当院に医療手術用顕微鏡”マイクロスコープ”が導入されました。
導入したマイクロスコープは、カールツァイス社製 OPMI pico with MORA interface(LEDライト・バリオスコープ仕様)です。
様々なメーカーからマイクロスコープが販売されているなか、操作性・視野・光学系のどれを取ってもカールツァイス社製は素晴らしいです。
当院のDr が診療で常に使用しているルーペ(拡大鏡)は、肉眼の5倍に拡大できるもので、それを使用するだけでも精度の高い診療ができますが、
マイクロスコープは肉眼の20倍まで拡大することができ、また、見る角度と光の角度がほぼ同じため、見たい場所にしっかり光が当たり、さらに精密な診療が可能となります。
そのような理由から、マイクロスコープは脳神経外科・心臓外科・眼科領域ではよく使用されており、歯科においても米国の歯内療法専門医(根の治療)はマイクロスコープを用いることが必須とされているほどです。
しかしながら、日本の歯科医療においてはマイクロスコープの歴史が浅く、機器も非常に高価(メーカーによっては低価格のものもありますが)であることから、日本全国の歯科医院での普及率は3~4%であり、まだまだ普及しているとは言えないのが現状です。
でも、その有用性は一度使用した者であればすぐに理解できます。
精密な治療を行うために欠かせない機器として、今後、日本の歯科界にも浸透していくのではないでしょうか。
私も、このマイクロスコープを自分の臨床に上手く活かして、さらに質の高い治療を提供していきたいと思います。
院内で行っている衛生士のための勉強会で、歯石を取るための器具(スケーラー)の研磨(シャープニング)ができているかの確認をマイクロスコープを使用して行ってみました。
高倍率のスケーラーの刃部がモニターに映し出され、研磨の状態が一目瞭然です。
マイクロスコープの画像はこのようにモニターにも映し出されます。
患者さんに治療の説明をする時だけでなく、このようなスタッフ教育にも色々と使用できそうです。
カテゴリー:診療機器 投稿日:2014年3月23日