審美治療も1つ1つのステップが大切
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
時々、他院で勤務されている歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の方が治療にいらっしゃることがあります。
2月のブログで少し話しましたが、以前勤務していたクリニックで一緒だった歯科衛生士さんも現在いらっしゃっていて、
希望されていた治療も大詰めです。
奥歯の詰め物を白くしたいという希望があり、現在装着されている詰め物(インレー)やコンポジットレジンを除去し、
オールセラミックスインレーとコンポジットレジンを使用したダイレクトボンディングを行って、審美的改善を図りました。
下の写真は治療前です。
右下第一大臼歯((向かって左側の奥から2番目)には、インレー下部にむし歯があり、写真を見ると歯質が黒ずんでいるのがわかります。
セラミックスインレーが破折したりしないように、健全な歯質を極力残しながら、適切な窩洞形成(インレーを装着するためのボックス形成)を行い、型取りを行います。
そして、作製されたインレーは、レジンセメントという強力なセメントを用いて歯に装着します。
装着前には、セラミックスと歯のそれぞれに対して様々な処理を行い、歯・セラミックスがしっかり接着するようにする必要があります。
接着不良は、破折の原因になるからです。
適切な窩洞形成と確実な接着処置を行い、セラミックスインレーとダイレクトボンディングを行った治療後が下の写真です。
とても満足していただくことができ、現在お務めになっているクリニックで、衛生士として患者さんに審美治療を説明する際に、自分の口腔内を例にされているとのことでした。
治療した者として嬉しいかぎりです。
永続性のある審美的治療を行うには、材料の選択とその取扱いが重要になります。
カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療 投稿日:2014年4月23日