歯周病と動脈硬化
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医 インプラント認証医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
6月4日(むし)から10日までの1週間は、「歯の衛生週間」ですね。
それにちなんで、今回のブログは、歯の衛生に関することを紹介したいと思います。
本日の日本経済新聞に掲載されていましたが、
成人の約7割から8割が患っているとされる歯周病が、心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化を引き起こすメカニズムを、愛知学院大学の研究グループが動物実験で解明し、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載されるとのことです。
これまでも、歯周病と動脈硬化には因果関係があるとされていましたが、今回の実験で、動脈硬化に繋がっていく仕組みが明確になったということです。
歯周病により歯周組織(歯を支える組織)に炎症が起こると、その局所では様々な物質(サイトカイン)が産生されます。
研究チームは、動物実験により,それらが血管の細胞に付着して血管壁にこぶを作ったり、さらには白血球の1種(単球)なども取り込んで、血管の壁を膨らませたりする現象を確認したそうです。
これにより、歯周病治療が動脈硬化の予防に繋がることが示唆されました。
歯周組織の改善は、口腔内だけでなく全身においても良い影響があるわけですから、
歯周病の検査をして、必要であれば治療を受けましょう!