歯周病学会学術大会に参加
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
16日(土)は休診とさせていただき、幕張メッセで開催された第58回 春季日本歯周病学会学術大会に参加してきました。
今回のメインテーマは、「有病率8割に対する挑戦」でした。
人類史上最多の感染症といわれている歯周病。
歯周病の程度は個人によって違いますが、成人の多くが歯周病に罹患しております。
当院には、自分を含めて2名の専門医と、大事な歯周基本治療を担ってくれる頼りになる歯科衛生士達がおり、
効果的で質の高い歯周病治療を提供しようと日々取り組んでおります。
来院される患者さんの中には、年齢は若いのに歯周病がかなり進行していたり、以前治療を受けたが、なかなか良くならなかったといった方もいらっしゃいます。
歯周病はプラークが原因ではありますが、噛み合わせ・喫煙・全身疾患・生活習慣など様々なリスクファクターが関係していることも多く、
そういった場合は、ただ歯科医院で1~2回クリーニングをすれば良くなるといった簡単なものではありません。
クリーニングにおいても、歯周ポケット内という目には見えないエリアに付着しているプラークや歯石をしっかり除去するためには、
使用する器具の研磨が十分にできていなければなりませんし、知識やテクニックを身に着けておかなければなりません。
ブラッシングと一緒で、やっているだけでは駄目で、肝心なものがしっかり取れていなければ意味がないのです。
今回の学会に参加して、歯周病治療に限ったことではありませんが、1歯単位ではなく1口腔単位の包括的な治療が重要であることを再認識するとともに、
歯周病治療の大事なパートを担当する歯科衛生士の臨床力が、歯周病治療の成功には不可欠であることを感じました。
一緒に参加した3名の歯科衛生士も様々な講演を聴いて、とても勉強になり刺激を受けたようで、明日からの診療に活かしていきたいと言っておりました。
とても奥の深い歯周治療、これからもしっかり取り組んでいきたいと思います。
歯周病科で苦楽を共にした先輩や同期のDrと当院のスタッフ。
周りは、熱い心を持った素晴らしい臨床家ばかりです。
私自身もさらに研鑽を積んでいきたいと思います。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2015年5月17日