インプラント埋入手術に関して
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
今週はインプラントの1次手術(埋入手術)が3件ありましたが、
埋入する部位の歯槽骨の形態や噛み合わせなど、患者さんお一人お一人条件が違いますので、十分な診査診断を行った後にオペに臨みました。
一人目の方は、歯槽骨の高さも幅も十分にある方でしたが、埋入位置や方向に注意しながら埋入を行いました。
二人目の方は、埋入部位に小さな骨欠損がある方でしたので、インプラント埋入と同時に、自家骨とメンブレンを使用してマイナーGBRを行いました。
そして、三人目の方は、下の写真のように奥歯が破折により抜歯せざるをえなくなり、臼歯部(奥歯)に2本のインプラント埋入することになった方ですが、
上顎洞までの歯槽骨の高さがなく、この状態ではインプラントが埋入できないので、上顎洞底挙上術を行いインプラントを埋入しました。
上顎洞底挙上術には、オステオトームという器具を用いて上顎洞底を挙上するソケットリフトという方法が従来からありますが、今回は、患者さんになるべく負担が少ないように上顎洞底を挙上することができるSCAキットという器具を使用してOPEを行いました。
術前、上顎洞底まで5mmほどしかなかったのですが、上顎洞底を挙上することで9mmのインプラントを埋入することができました。
インプラントの先端に二つドーム状になっている部分が、挙上された上顎洞粘膜です。
インプラントの手術を受けられる患者さんの多くは、当日緊張されていらっしゃいます。
恐怖心も少なからずお持ちになっていると思います。
近々また一次手術が数件ありますが、
私達を信頼して手術を受ける患者さんの気持ちに応えるためにも、安全で確実なインプラント治療を提供していきたいと思います。
カテゴリー:治療例 ,インプラント治療 投稿日:2015年7月25日