マイクロスコープによる根管治療の研修会に

石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医）竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。

先月の話になりますが、土日でマイクロスコープを使用した根管治療（マイクロエンド）の研修会に参加してきました。

最初のスライドは、根管に見立てたサグラダファミリアの螺旋階段の写真でした。

この先がどうなっているかを確認できるのがマイクロスコープだと。

光が届かず奥まで見ることができない根管内を、手指の感覚やレントゲン写真だけを頼りに治療するには限界があると思います。拡大鏡（ルーペ）にライトを付けることで、場所によっては根管内を見ることができますが、根尖部の方までは難しいです。

マイクロスコープを使用するまでは、無くても十分治療はできると考えていました。

しかし、いざ使用してみると、根管内が本当によく見えて、より確実にアプローチができ治療の精度も上がりましたし、今までは諦めるしかなかった破折ファイルの除去なども積極的にできるようになりました。

また、治療中に写真や動画を撮ることができるので、なかなか患者さんが理解しにくい根管治療や根管内の状況を、よりわかりやすく説明できるようにもなりました。

素晴らしい機器です。

導入しているクリニックはまだ多くありませんが、これからもっと広がることは間違いありません。

日本の根管治療の質は、先進国の中でも非常に低いと言われており、再根管治療が必要になる患者さんが多くいらっしゃいます。

医療人としてとても残念なことです。

信頼して通ってくださる患者さんが何度も辛い思いをしないですむよう、たけのうち歯科クリニックでは、マイクロスコープを使用した根管治療の有用性を患者さんにもっと理解していただき、積極的に行っていきたいと思います。