インプラント専門医臨床技術向上講習会に
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
18日(日)は、日本口腔インプラント学会主催の口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会に参加してきました。
この講習会は、専門医や専修医の更新をするために受講が義務付けられているものです。
今回は、インプラント周囲炎がテーマでした。
インプラント周囲炎とは、わかりやすく言えばインプラントに起こる歯周病のようなもので、その罹患率は10~20%ぐらいと考えられており、インプラントを長期に亘って維持させるために避けては通れない問題です。
様々な研究報告を聞いてきましたが、インプラント周囲炎には、口腔清掃、歯周病の既往、喫煙、糖尿病などが強く関連していることが明らかになっています。
ですので、インプラント治療前には、歯周病の治療をしっかり行い、口腔衛生、生活習慣や全身疾患の改善をはかり、インプラント周囲炎のリスク因子をコントロールすることが重要になります。
一度インプラント周囲炎に罹患してしまい、インプラント周囲の骨が吸収してしまうと、現在様々な研究がなされてはおりますが、それを元に戻すことは難しいのが現状です。
インプラントで快適な口腔機能回復をするためにも、私達歯科医療従事者だけでなく、患者さんにもインプラント周囲炎をしっかり理解していただき、治療やメインテナンスに取り組んでいきたいと思いました。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2018年3月18日