前歯部における歯肉ラインの重要性
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医・歯周病指導医、インプラント専修医、医療法人社団 竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
歯肉のラインは、審美性(見た目)やプラークコントロールに影響があります。
特に前歯部においては、笑った時などに口唇が上がり(ハイリップ)歯肉が見える方であれば、1本の歯だけ歯肉が下がっていたり、形が周囲と不揃いだったりすると、いくらセラミックスのクラウンを入れたとしても綺麗に見えないことがあります。
また、臼歯部で歯肉のラインが揃っていないと、歯ブラシを当てる場所がずれてしまうことがあり、歯肉を傷つけやすくなったり、プラークコントロールが悪化したりすることがあります。
下の写真の方は、前歯部の審美治療を希望された方ですが、右上中切歯にはコンポジットレジンが充填、左上中切歯にはクラウンが装着されている状態でした。
患者さんとの相談の後、審美的改善のため、前述したコンポジットレジンとクラウンを治療することになりました。
その際、ただやり替えるのではなく、左上中切歯の歯肉のラインが反対側の中切歯と揃うよう(対称的になるよう)に、土台になる歯の削り方やクラウンの形態を調整しました。
下の写真は、治療を行ってから3年経過した時のものです。
術前と比べ、左右中切歯の歯肉のラインが揃い、審美的な改善が認められます。
少しの変化と思われる方もいるかもしれませんが、気にしている方にとっては大きな違いです。
カテゴリー:治療例 ,審美歯科治療 投稿日:2019年6月19日