記念大会参加 オーラルフレイル
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医・歯周病指導医、インプラント専修医、医療法人社団 竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
7月14日、15日の連休は、所属しているスタディーグループ 日本インプラント臨床研究会の創立45周年記念大会に参加してきました。
2日間に亘り、東京ミッドタウン日比谷の綺麗な会場で、会員のインプラント治療に関する症例や研究発表を行い、議論を交わすといったものです。
会員である私も、GBRおよびサイナスリフトを行いインプラントを埋入したケースを発表してきました。
これだけ多くの先生方の発表を一度に聞く機会はなかなかなく、色々なアプローチや考えを知ることもでき、自分のモチベーションを高める2日間でした。
そして、忘れることができないのは、初日に特別講演としてお招きした 東京大学高齢社会総合研究機構 教授 医師 飯島 勝矢 先生の話です。
飯島先生は、今でこそ当たり前のように使われている「オーラルフレイル(口腔の虚弱)」という概念を打ち立てた方で、現在は、超高齢化社会に向けて国家戦略の一端を担う一人です。
先生は講演の中で、健康長寿のためには、「フレイル」「サルコペニア(筋肉減弱症)」への対策が不可欠ですが、それらの状態に至る前には、口腔の機能低下や食の偏りなどが認められることが多く、オーラルフレイル対策が重要である。そのためにも、オーラルフレイル対策を国家プロジェクトとして、国民に根付くような運動をどのようにするかが大切である。国民の口腔に対する健康リテラシーを高め、定期的なメインテナンスが当たり前の国民意識になるようしていきたいと熱く語っておりました。
会場からは皇居と日比谷公園が綺麗に見えました。
カテゴリー:学会・講習会 投稿日:2019年7月17日