日本包括歯科臨床学会に参加
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医・歯周病指導医、インプラント専修医、医療法人社団 竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
8/31・9/1は、神戸で開催された日本包括歯科臨床学会 学術大会に、歯科衛生士達と参加してしました。
この学会は、以前受講したセミナーで話を聴いて感銘を受けた筒井照子先生らが中心となって活動している学会です。
私自身初めての参加で、包括的歯科臨床の話をまた色々聞けるとあって、とても楽しみにしていました。
今回の学術大会のテーマは、「健やかなエイジングの探求 〜成長発育と加齢〜」
ヒトの成長発育に口腔はどのような関連があるのか、もし口腔機能に障害があった場合、成長発育や全身にどのような影響を及ぼすのか、機能障害をどのように見つけ、どのようなアプローチで解決していくのか、
人が健やかな人生を送るために、歯科がやらなければならないことが色々と見えてくる内容ばかりでした。
特別講演として登壇された、岡崎好秀先生(小児歯科専門医)の話は、現代の小児に多い口唇閉鎖不全やいびき、乳歯の叢生(歯同士が重なって生えている)などについて警笛を鳴らす内容であり、
西田瓦先生(糖尿病専門医)の話は、口腔感染がいかに全身に悪影響を与えているかの話しで、これからますます社会問題になってくると思われる糖尿病やアルツハイマー型認知症の治療に、歯科治療が大いなる可能性を秘めていることを感じさせるものでした。
この2日間、とても刺激を受ける内容ばかりで、一緒に参加した歯科衛生士達もモチベーションがさらに高まったと言ってくれて、みんなで神戸まで行ったかいがありました。
ヒトの体は本当に奥深いです。
体が本来持っている機能をちゃんと発揮できるよう、障害があればそれを私達が見つけ、正常な方向に向かうよう起動修正する必要があります。
口腔の機能をもっと理解して、より良い臨床ができるよう研鑽を積みたいと思います。