大英博物館 ミイラ展に
石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医/指導医、インプラント専修医、医)竹和会 たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
今日は、国立科学博物館で開催されている大英博物館 ミイラ展に行ってきました。
古代エジプト人の6体のミイラを、最新のCTスキャンを用いて画像解析することで、外側からでは知ることができないミイラの謎を解き明かし、当時の暮らしや文化、病を紹介していました。
歯科に携わるものとして興味深かったのは、6体のミイラのうちの3体が、死亡につながった病名として、心血管疾患と歯科疾患が表記されていたことです。
CT解析により、進行した歯周病や多くの根尖病変(根の病気)が判明し、頸動脈の内壁などからは石灰化したプラーク(塊)が見つかったそうです。動脈硬化症になったことで、脳卒中や心臓発作を起こし、死につながったと考えられます。
音声ガイドを聞いていたら、「このミイラの人物は、生前ひどい口臭に悩まされたでしょう」というコメントもありました。
3000年も前から、歯科疾患に悩まされ、それが生死を脅かす要因になっていたとは思ってもいませんでした。
いつの時代も、健康は健口からということですね。
思いもよらず、歯科医療の重要性を再認識する展覧会になりました。
カテゴリー:日常の出来事 投稿日:2021年12月12日