医療機器

歯科用CT

従来のレントゲンは2次元写真を撮影しますが、歯科用CTは3次元(立体的)画像を撮影することができ、様々な方向からの断層画像を得ることができます。

さらに当院のCTは撮影範囲を選択することもでき、3~4歯の撮影から上下すべての歯の撮影まで、1回の撮影で済んでしまいますので、お時間をほとんど取らせません

断層画像を得ることで、CT撮影必須のインプラント術前診査だけでなく、歯周病の進行状態の把握や再生治療の適応診断・根の病気の位置や広がりの状態・ 親知らずの抜歯をする際の神経(下歯槽神経)との位置関係の把握など、多角的な診査ができ、より精度の高い診断や治療が可能になります。

歯科用CTを用いた治療例

レントゲン

歯科治療にレントゲン撮影は欠かせないものです。当院に導入されているレントゲン撮影装置は、最先端のデジタルテクノロジーを駆使し、より少ないエックス線線量(被爆量)で、高品質画像を得ることができます。

より高画質で鮮明な画像が得られるので、正確な診断ができます。画像がモニターに表示され、拡大したりコントラストを変えたりすることができるので、患者さんにわかりやすい説明ができます。従来のレントゲン撮影装置に比べ、被爆量を1/4~1/10に軽減できます。現像が必要なく、瞬時に画像が表示されますので、患者さんをお待たせしなくてすみます。

マイクロスコープ

当院のDrが診療で常に使用しているルーペ(拡大鏡)は、肉眼の約5倍に拡大できるもので、それを使用するだけでも精度の高い診療ができますが、マイクロスコープは肉眼の約20倍まで拡大することができ、見る角度と光の角度がほぼ同じなため、見たい場所にしっかり光が当たり、さらに精密な診療が可能となります。

そのような理由から、マイクロスコープは脳神経外科・心臓外科・眼科領域ではよく使用されており、歯科においても米国の歯内療法専門医(根の治療)はマイクロスコープを用いることが必須とされているほどです。しかしながら、日本の歯科医療においてはマイクロスコープの歴史が浅く、機器も非常に高価であることから、日本全国の歯科医院での普及率は3~4%であり、まだまだ普及しているとは言えないのが現状です。

根の治療は、暗くてよく見えない根管内を、通常であればレントゲンや手指の感覚を頼りに治療を行っていきます。それが、マイクロスコープを使用すると、根管内の奥の方まで光が入り拡大もされるので、実際に目で確認しながら治療ができるようになるのです。クリアに見られるようになれば、根管内のどこが汚れているか、他に根管がないか、様々な情報が得られ、当然ですが治療の質は向上します。

当院が導入したマイクロスコープは、性能や使用感に定評のあるカールツァイス社製。臨床に上手に活かして、さらに質の高い治療を提供していきたいと思います。

根管治療にマイクロスコープを用いた治療例

審美歯科治療にマイクロスコープを用いた治療例

レーザー

当院が導入したのは、米国インサイシブ社のNd:YAGレーザー。このインサイシブ社のインパルスデンタルレーザーは、

  1. パルス発振の照射方式を採用することにより、照射による熱の深達度を制御することが可能。これにより、熱作用による影響や危険性が少ない状態での切開、止血、凝固、蒸散を行うことが可能。
  2. 接触および非接触にて、レーザー照射することが可能。
  3. レーザーのパルス幅が非常に狭く、高いピークパワーのパルス波を発振するため、熱作用が瞬間的。そのため、治療に伴う痛みが大幅に軽減され、ほとんどの症例において麻酔を使わない治療が可能。
  4. レーザーは細いファイバーから照射されるので、他のレーザー機器では充分にアクセスできない部位への対応も可能。

といった特長があります。そのため、根尖性歯周炎(根の病気)、歯周病、口内炎、メラニン色素沈着の除去(歯肉の黒ずみの除去)、軟組織の切開、止血、凝固、蒸散、知覚過敏、虫歯の予防処置など幅広い臨床例に対応ができます。

クラスB 高圧蒸気滅菌器

ほとんどの歯科医院において、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)を使用して器具の滅菌を行っています。このオートクレーブは、ヨーロッパ規格 EN13060 において、クラスB・クラスS・クラスN に分類されますが、日本で一般的に使用されている蒸気滅菌器のレベルは“クラスN”です。

このクラスは、蒸気と空気の重量の違いを利用して空気除去を行い、その後に蒸気による滅菌をする“重力置換式”で、用途や被滅菌物の種類には限りがあると言われています。

一方、“クラスB”は、滅菌前や乾燥時に数回の真空状態を作り出し、蒸気を隅々まで行き渡らせる“プレポストバキューム方式”で、あらゆる種類・形状の被滅菌物を滅菌できるという性能があります。滅菌クオリティーが高いことから、感染予防先進国のヨーロッパでは導入が当たり前になっています。

しかしながら、日本での導入率は5%以下とまだまだです。

当院では、安全・安心な衛生管理体制の下で診療を提供したいと考えており、このような最高レベルの滅菌器を導入しております。

超音波洗浄器

超音波洗浄器は、通常の洗浄では落としきれない細かい汚れを取るために使用します。器具を消毒液の中に入れ、超音波洗浄器にかけることで、洗浄・消毒効果が高くなります。当院で使用する器具は、このような滅菌・消毒を行っております。

  1. 汚染された器具を水洗・洗浄します。
  2. 消毒液に浸漬し超音波洗浄をします。
  3. オートクレーブで滅菌処理をします。
  4. 殺菌灯の中で保管します。

口腔外バキューム

歯を削ったり、銀歯や入れ歯を調整したりすると、歯の削りかす、金属片、細菌など、目に見えない細かい粉塵がたくさん飛び散ります。また、臭いなども出ることがあります。

当院では、こうした粉塵や臭いが広がらないように、すべての診療台に口腔外バキュームを設置しています。診療室をクリーンで快適な環境に保ち、患者さんや私達の健康を守ります。

診療台(ユニット)

診療台は、ドイツのシロナ社製のものを使用しております。「患者さんの身体にやさしく、先生の診療を快適にサポートする」をコンセプトに開発されたユニットです。

患者さんに安心感と座り心地のよさを感じてもらうために細かい配慮がされておりますので、長い治療の場合でも、疲労感が少なく治療を受けていただくことができます。信頼性の高いユニットで、歯科医師の中では一度は使用してみたいユニットになっています。

ルーペ(拡大鏡)

歯科の治療はミクロの治療が多く、肉眼では限界があると思います。たとえ最新の技術や機器があっても、しっかり見えていなければ確実な治療は行えません。心臓外科手術など精密な治療が求められる医科の分野では、医療用拡大鏡を使用することが一般的になっています。

当院では、この医療用拡大鏡を使用することで、小さな部分を4.5倍に拡大して鮮明にすることで、より精度の高い診断や治療を目指しています。

口腔内カメラ

虫歯や歯周病の状態、治療の経過などを撮影し、モニターに表示することで、患者さんにわかりやすい説明をすることができます。作製するかぶせ物や詰め物の色や形を、歯科技工士に指示する時にも使用します。

お口の撮影専用に調整されたカメラですので、非常に鮮明な画像が得られます。

電動注射器

電子制御の注射器は、通常のものと比べ、極細の針を使用しゆっくりと麻酔液を入れていくため、痛みの少ない麻酔ができます。また、麻酔の量も少なくてすみますので安心です。

カートリッジウォーマー

麻酔を行う際に、注射液と体温の温度差で痛みが起こることがあります。注射液を最も痛みの少ない37℃に温めて使用することができます。

インプランター

インプラントを骨に埋入するときに使用する器械です。高性能で高トルクのモーターを使用しているため、安全で効率的に骨に穴を開けることができます。

また、使用時に手術部位をLEDライトで照らすことができるため、クリアな視野で手術が行えます。

高周波電気メス

細いチップに高周波電気を流すことにより、歯肉などの切開・切除や血液の凝固・止血を効率的に行うことができます。

歯肉の整形・切除、小帯付着異常の切除、外科処置後の止血、埋伏歯の露出などに有用です。処置をした部位からの出血がほとんどないというのは、患者さんにとっても安心です。

エアースケーラー

空気の力でチップやブラシを振動させ、歯石の除去や歯面清掃を行う機器です。当院の診療台(ユニット)には、超音波スケーラーが常備されていますので、歯石の除去においてはエアースケーラーがなくても問題はありません。

導入の理由は、ソニックブラシを使用できるからです。このソニックブラシは、エアー圧による音波振動にてナイロン製のブラシが振動し、歯や補綴物(被せ物等)を傷つけることなくプラークが除去できる優れもの。

傷が付くために超音波スケーラーを当てられないクラウンやインプラント周囲の清掃、矯正装置周囲の狭い部位の清掃、メインテナンス等に効果を発揮します。

使用において患者さんに痛みを与えることがないのも素晴らしい点です。歯肉の炎症が強い方のプラーク除去にも安心して使用できます。注水しながらプラークをどんどん落とせるので、短時間でお口の中がとてもすっきりです。

先端のチップを換えれば根管治療にも使用できますし、今では欠かせない機器です。

位相差顕微鏡

虫歯や歯周病の原因は、お口の中の細菌です。この位相差顕微鏡を使用することで、細菌の種類や量を鮮明な画像で確認することができます。

歯周病になりやすい方・虫歯ができやすい方・進行やすく、治りにくい歯周病に罹患している方がいるのも事実です。この顕微鏡検査で、お一人お一人の細菌の状態を観察し、その方にあった治療方法を選択したり、リスク判定を行ったりします。

検査の結果、進行度の高い歯周病や難治性の歯周病が認められた場合には、一般の治療と併せて、お薬を使用した治療を提案することもあります。

ホワイトニング照射器

オフィスホワイトニングとはクリニックで行うホワイトニングであり、歯面にホワイトニング材を塗布して、それに合った波長の光を当てることにより、歯の内部の黄ばみ成分を分解し歯を白くする方法です。

オフィスホワイトニングを行う際には、歯面に塗布したホワイトニング材が口唇に付かないようしたり、光がしっかり歯面に当たるようしたりするために、開口器というものを患者さんの口腔内に装着します。この機器は、その開口器に直接取り付けることができる、新しいタイプのホワイトニング照射器です。

特長は色々ありますが、ホワイトニング中に患者さんが動いても照射位置が一定なので効率的な施術が可能であり、治療中に動いてはいけないという患者さんの負担が軽減されるのは注目すべき点です。重さも100gと大変軽く、使用しているLEDライトは様々なホワイトニング材に対応でき、発熱が少ないため歯髄への影響もありません。また、発光の波長の中に紫外線を含んでいないため、口唇の日焼けに配慮する必要もありません

短時間で、患者さんにストレスのない、確実なオフィスホワイトニングを行うことができます。

歯の色が気になっている方、被せものや詰め物のをやり直しを考えている方は、このようなホワイトニング治療の併用が望ましい場合もありますので、一度ご相談をお勧めいたします。

診療用ライト(LEDビュー)

広く使用されている診療用ライトと比較して・・・

  1. 自然光に近く、高いライティング性を有し、照射野が安定
  2. アームが3点ジョイント機構のため自在なポジショニングが可能で、口腔内の見えにくい部位を確実に照射
  3. 従来のハロゲンライトに比べ、省電力で耐久時間も長く省コスト
  4. 密閉式でホコリやチリが入らず衛生的

のような特長があります。

診療において処置部位が暗くてよく見えないというのはとてもストレスです。視野が確保できてこそ、しっかりとした処置ができると思います。

エコでありながら、クリーンで快適な診療をサポートしてくれる素晴らしいライトです。

培養器(カルチメイトⅡ)

当院では患者さんの虫歯リスクを判定し、治療や予防処置などに役立てております。虫歯リスク判定には、WHOの疫学調査でも使用されている “デントカルト” という唾液検査キットを使用しております。

患者さんにガムを噛んでいただき唾液を採取するだけで、唾液やプラーク中の虫歯菌(ミュータンス菌・ラクトバシラス菌)・唾液量・緩衝能について調べることができます。唾液量や緩衝能はその場ですぐにわかりますが、細菌の測定には数日間培養することが必要です。

その際に使用するのが、この培養器です。数日間この培養器で細菌を培養し判定します。培養に適した温度を一定に保つことができるので正確な検査ができます。

歯科衛生士用ルーペ

歯科衛生士専用のルーペ(拡大鏡)です。歯のクリーニングやメインテナンスを担当する歯科衛生士。歯科医療はチーム医療ですから、それらを担う歯科衛生士の役割はとても重要です。

当院では、歯科医師だけでなく歯科衛生士も拡大視野で診療をすることで、クオリティーの高い治療を提供したいと考えております。

シリコン印象材自動練和器

セラミックスの詰め物や被せ物を作製する際には、より精密な型取り(印象)をする必要があるため、当院ではシリコンと呼ばれる型取り材を使用します。そのシリコン印象材を自動で練和してくれるのがこの機器です。

精度の高い詰め物や被せ物を作製するには欠かせません。

根管治療用モーター

根管治療では、根管拡大・根管形成が重要で、根の中の神経や汚染物を取り除くために、ファイルといわれる金属製の針(ヤスリのようなもの)で削り、最終的に根の中に薬を詰める根管充填がしっかりできるように根管の形態を整えていきます。それらが十分にできていないと、病気が再発してしまったり根管充填がうまくいかなかったりと、根管治療の予後に大きな影響を及ぼします。

この機器は、その根管拡大や形成を、一本のニッケルチタンファイルで可能にした根管治療用モーターです。ハンドピース(手で握る部分)の先端に接続したファイルが、特殊な回転運動をし、短時間で根管拡大・形成を進めることができます

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